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JINGTEAのプーアル茶(普洱茶)

今回はプーアル茶について触れてみたいと思います。
プーアル茶というと烏龍茶に並び中国茶の代表格なイメージがあります。
私を含め烏龍茶とプーアル茶の違いを味以外で説明できる方はそう多くないのではないでしょうか。

端的に言えば製造や産地に違いの特徴があります
この回ではプーアル茶にどういった特徴があるのかを説明していきたいと思います。
当サイトはJING TEAの専門サイトですから、JINGTEAでも取扱のあるプーアル茶の産地やストーリーについても触れていきたいと思います。

目次

① プーアル茶とは

プーアル茶を味わう様子 *JING提供

そもそもプーアル茶とは中国の南方の雲南省という場所をおもな産地としています
雲南省は白茶やJING TEAのジャスミンシルバーニードルの茶葉を生産している産地でもあります。
自然豊かなところに生産の拠点があるわけですが、なぜプーアル茶の生産が盛んになったのでしょうか。

JING TEAのプーアル茶の説明にもこのように書いてあります。
第一に、古くから土地が豊かなためお茶づくりの"テロワール"であること。
何千年もの歴史があり、高い山が多く茶樹に深い香り複雑な風味を与えるなど、お茶の生産には適当であるとこと。
そして、雲南省には固有の茶樹の森があり、中には樹齢1,500年という古木もあり、深く根を張りミネラルを豊富に供給し、土から葉に至るまで豊かな風味を放つことなどが背景にあるようです

中国雲南省の茶園の様子*JING提供

② プーアル茶の特徴、後発酵

プーアル茶の特徴

プーアル茶は後発酵というプーアル茶のみもつ特殊な茶葉を発酵させる製法を持ちます。
これはどの紅茶や緑茶など発酵されたお茶にもない製法でとても特徴的です。
後発酵とはどういったものなのでしょうか。まずプーアル茶は生茶と熟茶に分類されます。

生茶(生プーアル)
生茶とはペットの商品として良く見かけますが、プーアル茶の場合、茶葉を自然に発酵させるものです。
熟成によって徐々に風味が変化していきます
製造後すぐは緑茶に似た鮮やかな色と味わいを持ち、年月を経るごとに色が濃くなり、風味がより複雑でまろやかになります。
熟成には1年から3年が普通ですが、中には20年末かかる場合もありそうなるとビンテージプーアル茶となります。

熟茶(熟プーアル)
熟茶は、人工的に発酵を促進して製造される方法です。
茶葉が数週間から数ヶ月にわたり高温多湿な状態に置かれ、微生物の働きにより急速に発酵が進みます。

これにより、短期間で熟成茶のような円熟した味わいが生まれます。
短時間とひとえに言っても3年から5年ぐらいで飲みごろになるそうで、人工的と言っても時間がかかる製法である事には変わりありません。

生茶と熟茶のお話をしたところでようやく後発酵に行ける訳ですが、アッサムティーなどの紅茶や烏龍茶では加工した後に茶葉の加工途中で酸化発酵を行い、その発酵の具合を調整したりして味を変化させています。
後発酵は製造後も長い期間で発酵させてるために、後発酵ともいわれています。
これにも生茶と熟茶の場合があります。

ヴィンテージプーアル茶のイメージ

生茶の後発酵


生茶(生プーアル)
生茶(生プーアル)は従来の紅茶の製法の通り、茶葉の摘み取り→揉捻(もみほぐす工程)→乾燥させて仕上げます

その後、茶葉は圧縮されお餅や茶沱などの形に圧縮され長期熟成に入ります。
保存環境(湿度や温度など)によって、茶葉中の微生物や酵素がゆっくりと働き発酵が進む、といった具合に発酵されていきます。
この作業が短くて1~3年
ヴィンテージになると20年の歳月をかけていく形になります。

熟茶(熟プーアル)
熟茶(熟プーアル)は、生茶と同様の工程を経た後に人工発酵のプロセスを行います
茶葉を大きな山のように積み上げ水を加えて微生物の活動が活発化するように施します。

茶葉の山を数日ごとにひっくり返して均一に発酵するよう工夫しているようです。
茶葉の色は濃い茶色から黒色に変わり、このようにして私たちがイメージするプーアル茶ができていきます。

③ JINGプーアルミニケーキ

JING TEAのプーアル茶はどう言ったものなでしょうか。
原産地は同様に中国雲南省でミャンマーと国境を接するところに茶園があり、標高1,600mのところに位置しています。
ヶ月間発酵させたものを小さく圧縮して小さい丸型の「ミニケーキ」にしたものが特徴的です

JING TEAのプーアルミニケーキ *JING提供

少し発酵期間が早いですが十分に複雑で濃く、強い土っぽさ、根底にある果実味がある風味になっているプーアル茶です。
また、熟成のために保存することもできすね。

JING TEAのコラムでも数年でも保存すればとろりとした質感が生まれ香木や薬草の香りが漂うより濃厚で希少な味わいのお茶になるはずだと紹介がありました。
以前JING TEAでは"Raw"プーアル
つまり生プーアル茶の取り扱いがありました。
2024年現在では熟茶の方が主流になっておりますがこのプーアル茶もホテル様では大変ご好評を得ています。

どのようにして飲むのが良いのでしょうか。
まずはミニケーキの包装を解きます。
淹れる前に茶葉をお湯でさっと注ぐのがおすすめです

これは長い期間で熟成されていることから一旦不純物がある場合を考慮して、取り除く意味合いです
圧縮された茶葉をお湯で一度ほぐしてから、茶葉を十分に浸透させ圧縮された茶葉をほぐして一度注ぎます
その後に100℃目安のお湯で淹れていきます。

中国へ出張に行った際にプーアル茶をいただいた事がありますが、商談の間に何度も淹れていただいて前日の重めな会食の後味から解放されたことを記憶しています。

中国のレストランでのイメージ

プーアル茶から期待できる効果効能に触れて終わりにしたいと思います。
前述した通り、プーアル茶は胃腸を整えてくれる効果が期待できると言われています
メーカーの社長にどんどん注がれて、どんどん飲ませて頂きましたが翌朝に多く水分をとり、効果が期待されるプーアル茶はきっと有効なのだと思いました。

こういった効果が期待されるということは解毒作用やダイエット効果も期待ができる、そういった側面もあるようです

今回はプーアル茶を取り上げさせていただきました。
お茶の中でも中国茶は歴史もさることながら奥がとても深いです。
発酵させて長い年月を経てさらに発酵させる後発酵という技術。

歴史が長い文化も持つ中国ならではのお茶です。
この記事が中国茶のご関心の第一歩となりましたら幸いです。

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- JING TEA -

ジンティーとは

JING TEA(ジンティー)は、2004年にイギリスで創設された英国高級紅茶ブランドです。

「私たちの使命はお茶の世界に革命を起こすことです」をコンセプトに、
市場にあふれる味気なく商品化されたお茶から、
五感を刺激し未知なる味と場所へと誘う純粋で透明なシングルガーデンティーを提供します。

世界中の高級ホテルの客室、レストラン、ラウンジのアフタヌーンティーで採用されている、世界中から愛される紅茶ブランドです。

ジンティーの茶葉やオリジナル茶器は、当ショップでしか取り扱いがございません。
ホテルで楽しめる味を、ご自宅でもご堪能いただけます。
ぜひ、大切な人とのティータイムやほっと一息つきたいときに、ジンティーを選んでみてはいかがでしょうか。

皆様のご利用、心よりお待ち申し上げます。

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