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紅茶鑑定士のお話し

紅茶鑑定士という資格をご存知でしょうか。
ワインのソムリエは有名ですが、紅茶にもソムリエのような資格があるのです。
「紅茶鑑定士」とネットで検索するとティーインストラクター、紅茶マイスター、紅茶検定などいくつか検索結果が得られます。

協会や資格を管理している団体によって違うようです。団体によっての云々はここでは割愛しますが、紅茶に対する深い知識やさらには歴史的な観点も求められるものでハードルが高いように感じます。
どのような知識があれば紅茶鑑定士となれるのか
また、紅茶鑑定士に晴れてなったあかつきにはどういった事ができるかなど調べてみました。

目次

① ティーインストラクターとは

ティーインストラクターとは紅茶のプロ

紅茶の品質や風味や香りなどを専門的に評価する紅茶のプロです
いろいろな呼び名があるようですがここではティーインストラクターと統一いたします。
ティーインストラクターは紅茶の評価を行うために様々な専門的な知識を必要とします。
このコラムでも多くお茶についてご紹介させて頂きましたが、種類、産地、品種、等級、製法、加工そして流通へと幅広い知識が必須となるようです。

紅茶は飲料ですから味、風味、香りそして水色(すいしょく:紅茶の色)などそれぞれの産地による特性があるのでそれを分析し評価することが求められます。
風味と言っても幅広いもので甘み、渋み、苦味などこまかい識別を必要とされます。

例えば紅茶の代表の一つであるダージリン地方の紅茶は、アッサム地方の紅茶とは土地柄も違いますから茶葉の独特の風味や香りなどもそれぞれの特性があります。
と言った私でもわかる知識に加えてさらに深い知識が必要になりますからこれは並大抵ではなさそうです。

紅茶の知識に加えてテイスティングという少し感覚に頼る部分の技能も必要となります。
正確なテイスティングには、紅茶の温度、抽出時間、濃さ、風味のバランスなどを適切に評価するスキルが求められます
こういった幅広い知識に加えて、味覚的な能力を求められるのが紅茶鑑定士としての前提条件となるようです。

② ティーインストラクターになるためには

ティーインストラクターは3段階

日本紅茶協会が認定するティーインストラクターは3段階に分かれています。

まずは
1. 座学や基礎知識。
2. 5年以上の実務経験。
3. さらには紅茶業界で10年以上の実務経験を経ていないと、ティーインストラクターの1級にはなれないようです。

座学と基礎知識とは紅茶の等級、品種、産地や製造工程や、イギリス紅茶発展史に及ぶまで歴史的な見聞も必要です
実技や講師としての模擬体験もあり、単位を取得しながら真のティーインストラクターに近づいていきます。

テイスティングについてはどうでしょうか。

これには専門的なトレーニングが必要になり、専門のトレーニングプログラムを受講する必要があります
複数の紅茶専門団体が紅茶のテイスティングや評価に関するプログラムを提供しています。
これらのプログラムでは、プロフェッショナルなテイスティング技術や評価基準について学びます。

テイスティング

また紅茶業界はさらに複雑化しており、例えばハーブティーなど医学的な知識にも結びついている上に、ブレンドと言った専門的なスキルが必要になると、さらに高度な知識や感覚が求められるようになります。

紅茶鑑定士として成功するためには、継続的な学習が重要です。
最新の情報や技術に関する知識を常にアップデートし続けることが求められます。

日本国内のみではなく海外の協会もあるのか思いついて調べてみました。
Tea Sommelier(ティーソムリエ)やTea Masterで検索してみるとやはり日本の協会と同じように色々検索されます。
カナダにある協会ではTEA101~TEA108そしてハーブティーのH101~H103といった具合にそれぞれのトピック別に受講の項目が別れており、日本同様な座学そしてテイスティングなど多岐に分かれておりました。

③ ティーインストラクターを活用して仕事に活かしたい

それではインストラクターとなったあかつきにはどういった事に活用できるのでしょうか。
まずは紅茶メーカーや輸入業者での品質管理や商品開発を担当させてもらえる期待がふくらみます
幅広い紅茶知識を活用して品質の管理を試みることが可能となります。
これは企業にとっても有意義でお客様からのクレームを未然に防げます。

活用できる場はいろいろ

また、マーケティングにも大いに活躍の場がありそうです

競合他社との差別化を専門的な知識を活かし、その時の流行や変わらぬテイストを維持することによりファン獲得に大きく貢献すると言えます。

テイスティングイベントやワークショップ

次に、テイスティングイベントやワークショップを独自に開くのはどうでしょうか
紅茶の専門家としての知識やテイスティングの技術を活かすことができます。
これにより、一般消費者や紅茶の専門業者に対して紅茶の魅力や正しい淹れ方を伝えることができ、紅茶文化の普及に貢献できます。これは自社の商品として行うの方法と、アドバイザーという立場を利用してコンサルティングなども行えるのではないかと思います。
現在はSNSで情報を拡散できる時代ですから、インフルエンサーとしての立場をうまく活用しながら紅茶の普及活動に専念ができるかもしれません。

私自身も大変お世話になっていますが、書籍の執筆活動でも活躍の場がありそうです
紅茶に関する記事を執筆したり、書籍の出版に向けて門をたたいてみるなど夢が広がります。
紅茶の書籍と言ってもジャンルが幅広く、単に紅茶の製法や品種などの一般的な書籍から、茶器類の書籍や記事、ハーブティーの効果効能、ブレンド方法、アフターヌンティに関する専門的な書籍や歴史にまで、多数ジャンルがあります。
最近の書籍では紅茶全体の書籍より、何かのジャンルに特化した書籍が多く見受けられるような気がしています。

さてカスタムブレンドという難易度の高そうなスキルをご紹介して終わりにしたいと思います。
ハーブティーが代表的だと思いますが、先日取り上げてさせて頂きましたハーブティーは単体での効果効能の期待をご紹介しました。
しかし単体で飲むということはあまりなく、多くはブレンドすることが主流です。
例えばオレンジピールとラベンダーをブレンドしたりします。

ブレンドもスキルがあれば

好みがありますが、掛け合わせるする技術、量、それによる効果など。
多くのハーブティーそれと紅茶もありますから組み合わせの数量は星の数ほどあります。
こう言ったスキルはとても素人ではできず専門的知識を持っている方の最大の強みとも言えるでしょう。

ここまで紅茶鑑定士、ティーインストラクターについて解説させて頂きました。
座学はなんとかなりそうですが、ティスティングという味覚の部分が私自身ハードルが高そうに感じました
インストラクターに興味や憧れはあるけれども仕事に取り入れられるのか?
趣味が仕事になるのか?など、不安に感じる方もいらっしゃるのではないかと思います。
このコラムがご参考になれば幸いです。

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- JING TEA -

ジンティーとは

JING TEA(ジンティー)は、2004年にイギリスで創設された英国高級紅茶ブランドです。

「私たちの使命はお茶の世界に革命を起こすことです」をコンセプトに、
市場にあふれる味気なく商品化されたお茶から、
五感を刺激し未知なる味と場所へと誘う純粋で透明なシングルガーデンティーを提供します。

世界中の高級ホテルの客室、レストラン、ラウンジのアフタヌーンティーで採用されている、世界中から愛される紅茶ブランドです。

ジンティーの茶葉やオリジナル茶器は、当ショップでしか取り扱いがございません。
ホテルで楽しめる味を、ご自宅でもご堪能いただけます。
ぜひ、大切な人とのティータイムやほっと一息つきたいときに、ジンティーを選んでみてはいかがでしょうか。

皆様のご利用、心よりお待ち申し上げます。

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