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紅茶の産地について

紅茶の産地

目次

今回は紅茶の主要産地について触れていきたいと思います。
紅茶はイギリスロンドン、ヨーロッパで生産されているイメージが強いですが、紅茶の生産地はインド、スリランカ、そして中国です

中国というと中国茶のイメージ例えば烏龍茶などが強いですが、茶葉を発酵する事が紅茶と考えると中国にも当然その文化はあり、紅茶の歴史の観点からすればむしろオリジナルは中国という見方もあります

①主な紅茶の歴史

紅茶の歴史的な詳しい説明は別の機会で触れたいと思いますが、主な紅茶の歴史について少し触れます。
紅茶の歴史は古く、主に中国に起源があります。以下は紅茶の歴史の概要です。

発祥は紀元前の中国。当時は茶が薬として利用されていて、初期の茶は発酵の概念がなかったそうです
日本でも馴染みのある唐代で茶が一般的な飲み物として広まり、その後発酵された緑茶や押し固めた茶が登場します。
明代という時代(14世紀〜17世紀)に 茶葉を発酵する紅茶が形成され、歴史的には「紅茶」が初めて言及された時期と言われています。

その後、アヘン戦争でも覚えのある清国の時代に紅茶の輸出が欧州やイギリスで瞬く間に人気になり、イギリスではアフタヌーンティーの文化が根付いていきます。
もちろんイギリスが当時統治していた東インド会社も忘れてはいけませんが、これがインド地方でのお茶の生産と引き金になっている事は言うまでもありません。

②インドでの産地

ダージリンファーストフラッシュが取れるダージリ地方のイメージ *JING TEA提供
ダージリンファーストフラッシュが取れるダージリ地方のイメージ *JING TEA提供

それではインドの3大産地について触れていきたいと思います。
インドの3大産地はダージリンアッサムニルギリです。
それぞれの産地についてご紹介をしていきたいと思います。

ダージリン
紅茶の産地として有名なダージリン地方です。
JINGTEAでもダージリンセカンドフラッシュが人気で、ダージリンのファーストフラッシュも期間限定で発売される事があり希少価値が高い紅茶です。
ダージリン地方はインドのヒマラヤ山脈の中に位置し、標高が高いため、冷涼な気候で霧や露が茶葉に影響を与えます。

「紅茶のシャンパン」とも呼ばれ、マスカット葡萄の花の香りとも言われる繊細でフローラルな香りがあります。
茶葉は淡い色合いでシルバーチップやゴールデンチップと呼ばれる高級茶葉もあります。

水色は薄いオレンジ色で透明感があります。
年3回の生産時期があり、ファースト、セカンド、オータムナルと呼ばれます
年間の生産量は1万トン前後と少なく希少価値が高い紅茶です。

ダージリンセカンドフラッシュの茶園 *JING TEA提供
ダージリンセカンドフラッシュの茶園 *JING TEA提供

アッサム
インドのアッサム地方はインドの国の形が逆三角形だとすると右上の少し外れた地域にあります。
気候気温が高くは空気が湿潤で独特のミストがかかり茶葉の生産に向いている地域です。
19世紀にアッサム種の茶樹が発見されてからインドでは最大の生産量を誇ります。
JING TEAでも人気なアッサムブレックファーストはとても濃厚な味わいが特徴です。

ブレックファーストというぐらいですから朝食の紅茶はもちろん、その濃厚な味わいにプラスミルクを入れて飲むのに好適と言えます。
JING TEAのアッサム茶は1000種類の中から選ばれた茶葉を採用されているとか。
その力強いアッサム種の紅茶を単一農園(シングルガーデン)で提供されていますから、味にも間違いありません。

 ダージリンファーストフラッシュが取れるダージリン地方のイメージ *JING TEA提供
ダージリンファーストフラッシュが取れるダージリン地方のイメージ *JING TEA提供

ニルギリ
最後にニルギリ地域の紅茶です。ニルギリとはインドの南部、タミルナドゥ州に位置します。
気候は 標高が中程度で比較的温暖な気候で、夜と昼の寒暖差が茶葉に最適な影響を与えると言われています。
特長は比較的新しい紅茶の生産地で爽やかな香りと明るい茶色が特徴です。
また、地理的にスリランカに近い事もあってスリランカ産紅茶に似ていると言われます。
茶葉の特徴はマイルドタイプの紅茶。
生憎、JING TEAでの取り扱いはありませんが、他の紅茶メーカーさんのニルギリ茶を参考に楽しんでみてください。

③スリランカでの産地

ウバ
まずはウバからですが、ウバは花の香りと柑橘系の風味があり、独自の爽やかな味わいが特徴です。
スリランカの東部に位置しており、スリランカで最も標高が高い紅茶園があります。
気候は涼しく冷涼な気候が茶葉に特有の香りをもたらします。

ルフナ
続けてルフナです。ルフナ紅茶は力強く、濃厚でフルボディな味わいが特徴です。
JING TEAのアールグレー、セイロンブレックファーストはルフナ地域の紅茶を採用しています。
アッサム茶にも劣らない濃厚なアールグレーの美味しさはこう言った生産背景にありました。
ルフナはスリランカの南部に位置し、暖かく湿気が多い気候で、標高が比較的低い位置にあります。

JINGセイロンブレックファーストの茶園 *JING TEA提供
JINGセイロンブレックファーストの茶園 *JING TEA提供

キャンディ
最後にキャンディですがいかにも美味しそうな土地の名前です。
味の特徴は豊かな香りと中深い味わいがあります。甘みが感じられることもあります。
温暖な気候で、標高は中程度です。スリランカでも高低差による茶葉の味の変化が楽しめ、まだまだ他にも産地があるので中国茶同様で奥深さを感じます。
セイロン茶が好きな人がハマってしまうのも頷けますね。

④中国でも紅茶はある

中国茶の工夫茶を楽しむ
中国茶の工夫茶を楽しむ

最後に中国紅茶です。ラプサンスーチョン(正山小種)というお茶をご存知でしょうか。
これは紅茶の歴史というコラムでも少し触れましたがおさらいになります。
19世紀当時、紅茶ブームが過熱する頃ラプサンスーチョンを気に入りアールグレーの発祥になったとか。
真相は不明のままですがアールグレーのストーリーとして残されています。

その、ラプサンスーチョンは中国茶をベースにした紅茶です。
中国福建省の武夷山で作られた紅茶で、ラプサンスーチョンは松の煙をかけて薫製し、着香した紅茶です。
例えが悪いですがいぶした香りが「正露丸」のような匂いがするという方もいらっしゃいます。
以前JING TEAでもBohea Lapsangという紅茶がありました。現在は取扱がありませんが、Organic Cherrywood Lapsangという商品が新たにリリースされています(2023年10月現在)。ご興味がある方はお問い合わせください。

ラプサンスーチョンがアールグレーのルーツである、という話に興味が湧き、様々な書籍に触れた事があります。
そのまとめたメモを下記にてご紹介して今回は終わりたいと思います。

<複数書籍のまとめ>
イギリスでは東洋の神秘の香りとされアンティークなイメージがあり非常に人気の中国紅茶である。
当時、中国使節団のラプサンスーチョンを気に入り、かのトワイニングがジャクソンズオブピカデリーに注文。
(真相は不明)運ばれる途中で香りが薄れたり、水の硬質の影響で香味が優しくなり、ドライフルーツの龍眼。

龍眼を知らないトワイニングはベルガモットのオイルを手に入れ中国茶に着香し、世界初のフレーバードティーにグレイ伯爵の名前がつけられ、アール(伯爵)グレイとなった。
歴史については真相は不明で、メーカーの統合、また元祖の茶葉も不明で最近ではあまり議論の対象にならない。

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ジンティーとは

JINGTEA(ジンティー)は、2004年イギリスで創設された新進気鋭の英国高級紅茶ブランドです。
ジンティーオフィシャルオンラインストアでは、極上の茶葉やJINGオリジナル茶器など販売しております。
大切な人とのティータイムやほっと一息つきたいときにJINGTEAをお楽しみください。

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