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紅茶の製法のお話。JING TEAの等級は?!

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目次

JING TEAのジャスミンシルバーニードルを乾燥させる作業 *JING提供
JING TEAのジャスミンシルバーニードルを乾燥させる作業 *JING提供

この回では紅茶の製法について説明しています。主な製法は2つ。
伝統的なオーソドックス製法と、機械を使い人工的に細かい茶葉をつくるCTC製法の2つがあります。

こうみると機械より伝統的な方がよいと言う見方もあると思いますが、機械によるCTCは一定的な茶葉の大きさを大量に作れるので経済的とも言えます。

この回ではJING TEAの茶葉の等級などもご紹介しつつ、紅茶な書籍で必ず書かれている製法について触れてみたいと思います。

① オーソドックス製法

揉捻の工程。茶葉は台湾の阿里山烏龍茶 *JING提供
揉捻の工程。茶葉は台湾の阿里山烏龍茶 *JING提供

JING TEAの紅茶でももちろんオーソドックス製法を使用している紅茶は多くあります。
例えば、王道でアッサムブレックファーストやダージリン2ndフラッシュがそれに当たります。
伝統的な製法であり、手作業による茶葉の加工が中心です

これは多くの書籍に書かれており製法のプロセス(摘菜ー萎凋ー揉捻ー乾燥)主に、このプロセスでの製法となります。
紅茶の輸入を初めて行う際に、製法の書類の提出を検疫所に求められました。
その際に萎凋という単語を初めて目にした記憶があります。

つまり、葉を摘み取った後に茶葉は日光や風にさらされ自然に酸化される。
紅茶の製法に触れていないと、あまりお目にかからない言葉だと思います。
続いて揉捻と乾燥作業。もまれて、乾燥する、伝統的なオーソドックス製法を踏まえた形になります。
こうやって書いていると雑に感じるかもしれませんが、とてもシンプルで、且つ伝統的な製法を数百年に渡り現代に受け継いでいる製法です。

② CTC製法

南アフリカのルイボスティー。こちらはCTC製法*JING提供
南アフリカのルイボスティー。こちらはCTC製法*JING提供

次はCTC製法について解説します。
機械化された製法な為、少し敬遠されがちですが主に3つの工程になります。
Crush(破砕)、Tear(引き裂き)、Curl(巻き)の工程が順次行われCTC製法となります

全て機械により茶葉が作られます。

このプロセスにより茶葉が細かく切断されより均一な粒子になります。
CTC製法によって生産された茶葉は、量産が可能で一貫性があり茶葉の品質管理と生産の安定性が確保されます。

CTC製法によって生産された茶葉は、一般的に濃厚な味わいを持ち、茶葉の抽出が速く、濃い色合いを持つことが特徴です
また、CTC製法は茶葉の均一な粒子化を可能にするため茶葉のブレンドや調合に適しています。
例えば、市販で売られているティーバッグの中身をイメージすると簡単かもしれません。

箱に50袋ぐらい入っていて大体1400円ぐらいで販売されています。安く美味しい味を楽しめますし、色々なフレーバーティーバッグを選択できます。
現在紅茶の生産量の半分以上がCTC製法で作られています。
伝統的な製法で希少価値が高いものと、機械化された大量生産された安価の茶葉がそれぞれの意見を主張しあっています。

③ 紅茶の等級

紅茶の等級
紅茶の等級

オレンジペコーという言葉をご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、オーソドックス製法の茶葉は一般的な等級がありオレンジペコーはその一つです。

等級と言ってもあくまでも外観と葉の大きさを現すもので品質の良し悪しを示すものではないところがポイントです。

ですから下の方にある等級が安くて味が劣るということはないということです。
等級は大きな茶葉から小さな茶葉という形で下記に並べてみます。

リーフスタイル:OP(オレンジペコー)
葉の長さが1cm以上あるもの。ゴールデンティップ(芯芽)を含むものもある。

ブロークンスタイル:BOP(ブロークン・オレンジペコー)
オレンジペコーを粉砕したもの。茶葉が少し小さい。もっとも一般的に流通しているグレード。

F&D(ファニングス&ダスト):BOPF(ブロークン・オレンジペコー・ファニングス)
BOPよりもさらに粉砕された茶葉。ティーバッグの用途に使われることが多い等級。またブレンドのお茶にも使用される。

*CTC製法はオーソドックス製法とは区分が違うので表にはあえて記載がありません。

④ 紅茶の等級

高級茶葉のダージリン2ndフラッシュの農園*JING提供
高級茶葉のダージリン2ndフラッシュの農園*JING提供

それではJING TEAの等級を見てみたいと思います。
主な紅茶(ダージリン、アールグレイ、アッサムブレックファースト)をご紹介しています。

Darjeeling 1st Flush:ダージリンファーストフラッシュ
等級:SFTGFOP
概要:FTGFOPに加えS(Super)が付くことにより更に希少価値が高いもの。

Darjeeling 2nd Flush:ダージリンセカンドフラッシュ
等級:FTGFOP
概要:最上級品。ゴールデン・ティップスを多く含み特に品質の良いもの。

Earl Grey:アールグレー
等級:BFOP
概要:ホールリーフタイプではないが大きめの茶葉を使用。芯芽(チップ)を含む。

Assam Breakfast:アッサムブレックファースト
等級:BOP
概要:わずかにゴールデン・ティップスを含むもの。

ご案内した表の中でも等級が一番上のダージリン1stフラッシュは日本では品切れ状態ですがチャンスを伺い販売をしてみたいと思います。
賞を受賞するだけありとても価値が高いものだと実感しました。

また他の代表的な茶葉にも等級がついており、なるほど値段がそこそこするのも納得がいきます。
JING TEAではホールリーフティーバッグにこだわっており、粉状になっているものは採用していません

ティーバッグに入れても完成度の高い茶葉を楽しんでいただくというコンセプトがあるからです。

JING TEAのカタログや説明を受けていると等級をあまり表に出していないように見受けます。
最初は疑問だったのですが、茶葉のこだわりを調べていくうちにぼんやり理解しました。
JING TEAでは伝統的な茶葉の等級にこだわらずに、自分たちが認める茶葉の品質のみを追求する姿勢を貫いているため、等級は後からついてくるものというスタンスなのだと。

等級に固執せず、こだわり抜いた茶葉を追い求めるJING TEAの情熱を感じます。
お茶の世界は本当に奥が深いです。

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ジンティーとは

JINGTEA(ジンティー)は、2004年イギリスで創設された新進気鋭の英国高級紅茶ブランドです。
ジンティーオフィシャルオンラインストアでは、極上の茶葉やJINGオリジナル茶器など販売しております。
大切な人とのティータイムやほっと一息つきたいときにJINGTEAをお楽しみください。

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