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紅茶の歴史-東インド会社とボストン茶会事件

白茶

目次

世界史…と、聞くとつい身構えてしまい頭が痛くなる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このコラムでは紅茶と世界史で有名な事件との結びつきを解説します。
歴史、特に世界史は二度と触れたくないと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、身近な紅茶と事件を結びつけ、ただ暗記しただけの苦い思い出から少しでも紅茶の歴史と政治的な事件に触れて楽しんでもらえればと言うのが今回の目的です。

このコラムでは紅茶と大きく結びつきのあるボストン茶会事件について触れたいと思います。
紅茶の書籍でもよく紹介されている事件ですが、簡単にいえばアメリカ独立へと繋がった事件です。
ボストン茶会事件に触れるにあたり、世界史の教科書でも太字になっている東インド会社について触れる必要がありそうです。

① 東インド会社

東インド会社はアッサム種に力を入れてました。*JING提供。
東インド会社はアッサム種に力を入れてました。*JING提供。

東インド会社というのはどう言った会社なのかおさらいです。
イギリスは当時大航海時代を経て産業革命後に世界の至るところを植民地としていました。
これは同時に多大なる出費がかさむ事でもありイギリスでは財政問題があらわになっていました。

財政困難に困っていたイギリスは打開策として、収入を賄うために東インド会社を設立しました。
同社はイギリス王室から特許を受けて設立された私企業で、最初の目的は東インドの貿易を独占することでした。

後にイギリスの植民地支配や貿易を拡大するための手段として機能します。
貿易の商品として欠かせなかったのが当時でも人気だった紅茶です。

ところが、イギリスにおける紅茶の普及と販売において大きな役割を果たしましたが、その評判は必ずしも良好ではありませんでした。
まずは価格がとにかく高かったこと。
貴族にしか購入出来ず市民には到底手が届くものではなかったからです。

価格が高い理由はさらにあります。
東インド会社が紅茶の輸入を独占していたため競争がなく価格が高騰しやりたい放題の状態だったのです。

こう言った政府に利益が落ちる仕組みが徐々にあらわになっていき、少しづつ市民の不満をつのらせていきました。

東インド会社はいち企業としての独立性を持っていますが、イギリス政府とも関係が深く政府との連携や協力がありました。
政府は高額で取引されている紅茶などの商品に課税し東インド会社からの収入を増やそうとしました。
紅茶税というものが課税されるようになったのです。

この紅茶税に対する抗議が後にアメリカの植民地人(移植者)らによるボストン茶会事件へ繋がっていくのです

② ボストン茶会事件

さて東インド会社の前置きで長くなりましたが、ボストン茶会事件事件とは端的に言うと、アメリカの独立運動へ繋がった事件です。
アメリカは当時イギリスの植民地でした
植民地から独立にむけてどのようにお茶が関係していたのでしょうか。

コロンブスの新大陸発見からアメリカへ多くの移民がイギリスから移住していきました。
イギリスからの移民の人々が当時のイギリス文化をアメリカへ持ち込むのは自然の流れで、お茶もその一つでした。

誰もが知るニューヨークは以前は何と呼ばれていたか、ご存知でしょうか?
現在のニューヨークはオランダが統治しており昔はニューアムステルダムと呼ばれていました。
イギリスがオランダから奪う形で英名ニューヨークとなり、オランダでも紅茶は人気でしたからそのまま喫茶文化を引き継いでいく形となりました。

イギリスの人々が多くニューヨークで生活をする中で英国同様ティーガーデンなどが流行となりました
英国貴族の証であることが一種のステータスとなっていたからです。

貴族のアフタヌーンティー。
貴族のアフタヌーンティー。

イギリスはこの頃もフランスと領土争いで戦争を起こしています
当然戦費が重なり、前述した課税を強化していきます。
興味深いのが紅茶税の他にも砂糖税やガラス税などもあったそうです
紅茶に関連しているから課税したかどうかは定かではありませんが、こう言った日用品にも課税していたのですね。

現在のボストン港。多くの茶葉が投げ捨てられた。
現在のボストン港。多くの茶葉が投げ捨てられた。

その後市民による激しい抗議活動や東インド会社販売員との衝突もあり事態は課税撤廃へと繋がります。
それでも事態は収束せずについに東インド会社の船を襲撃しました

その船に積まれていたものが紅茶で、激怒した市民は紅茶の箱を海へ投げ捨てるという行為に出たのです。

なぜか。それは市民はフランスやオランダからすでに密輸で紅茶を輸入していたからで、東インド会社(イギリス)からは仕入れないという強硬な姿勢を取りました

こういった運動からついにはアメリカ独立まで繋がったのですから、紅茶とアメリカ独立がつながるという方が多くいらっしゃるのも頷けます。

③ 紅茶の歴史は面白い

独立発祥の地とするボストンの看板。
独立発祥の地とするボストンの看板。

私見で申し訳ありませんが私の理解は下記です。
市民が不当な課税に苦しみ、自由を勝ち取りたいために行動に出た。
と、理解できる一方で、アメリカから独立のタイミングを何かしらの理由をつけて勝ち取りたかったとも読めます

歴史の真相はわかりませんが、いずれにしても暴動を起こした市民が紅茶を船から海へ投棄し、その後アメリカ独立へ繋がったボストン茶会事件。
紅茶が独立運動の引き金になったというお話です。
歴史が苦手な方に少しでも楽しんで頂ければ嬉しく思います。

自由を象徴する女神像。
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