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飲茶とは

飲茶とは

目次

飲茶の点心。
飲茶の点心。

「飲むお茶」と書いて多くの方はヤムチャと振り仮名がなくても、その意味も含めてどういったものか想像がしやすいのではないかと思います。
そもそも飲茶とはお茶を楽しみながら軽食(点心)を頂き、会話に時間を費やすものだと香港に住んでいる方に教えて頂いた事があります。

香港に行った際に、前夜の接待を終え翌朝少し遅めに起床したのち、飲茶に連れて行って頂きました。飲茶では商談も交えながら会話も楽しみ前日のアルコールで疲れた胃腸を回復させた記憶があります。

「ヤムチャ」という発音それ自体が広東語です
ちなみに広東語は主に香港や中国の南の地区だ使われる言語で中国語とは全く異なります。
この地域独特の料理と言えばやはり広東料理ですね。
飲茶で食べる点心にも多くメニューがあります。

このコラムでは①飲茶の生い立ち、②飲茶でのルールやお馴染みメニュー、③そして紅茶サイトですので飲茶でよく飲まれるお茶をご紹介していきたいと思います。

① 飲茶の生い立ち

香港での飲茶の風景。
香港での飲茶の風景。

飲茶の起源はもちろん中国南東部の広東省です
始まりは道教の寺院で修行僧たちが身体を温めるために食べる小さな料理が発祥とされていますが諸説あります。

より現代に近い時代、中国広州で茶室から茶楼へ発展していく過程でハスの実が入っている饅頭がお茶うけ(点心)として登場し広州独自の喫茶文化の「飲茶」が誕生しました。
ここからさまざまな点心が登場し多くの種類を飲茶で楽しめるようになりました。

1920年〜30年代ぐらいから今の飲茶スタイルが確立されており、週替わりの点心を出す店が増えた事によりまたたく間に広州全土へ広がっていったようです。
意外にも1930年代は男性だけの文化だったようで、女性客が楽しめるようになったのは1970年代からの事だそうです。
当時は女性が踏み込むことのできるところではなかったのですね。
それは飲茶が広まる初期に政治やビジネスのサロンであった事も多分に関与しているだと思います。

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香港でよく見かけるスタイルですが、現地の方たちが飲茶に限らず外食する際にお湯で箸、お皿、レンゲ、など全てお湯で流すシーンをよく見かけます。
別に食器類が汚いわけではなく「なんとなく...」という所作なのでしょうが、現地の方たちがやると本当に綺麗なのか?と疑ってしまいます。

ちなみに中国ではあまりこういった文化はありません。
これもまた異文化なのだと非常に興味深い点です。もちろんお皿は全て綺麗です。
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② 飲茶ルールやメニュー

飲茶は大きいポットに小さな茶碗でお茶を飲むスタイルです。
飲茶は大きいポットに小さな茶碗でお茶を飲むスタイルです。

飲茶は点心と呼ばれる小さな料理を共有しお茶を飲みながら会話する交流の場です。
点心は蒸し物、焼き物、揚げ物、餃子、デザートなど私たち日本人にも馴染みがあるものばかりです。
飲茶のルールとさせて頂いておりますが、堅苦しいルールは特にありません。
大事なのはコミュニケーションと、「飲むお茶」ですから相手のお茶が空にならないように気遣うことがポイントだそうです。

飲茶の時に多くの方が、人差し指と中指の先でテーブルをコツコツと軽く叩いているシーンをよく見受けます。
これは相手からお茶を注がれる際にコツコツと叩いてありがとうという感謝の気持ちを表しています
飲茶に行った際に是非実践してみてください。

メニューはとにかく豊富です。
キリがありませんが代表的なものを少しご紹介致します。
味が一番想像しやすいのは海老入りの蒸し餃子でしょうか。
セイロに大体3-4入っています。イメージが容易なだけにたまりません。
これに現地のタレをつけたり、少し辛くしたりします。
プリプリな海老ともちもちな皮がとても美味しいです。

説明にある鮮蝦腸粉に近いものです。
説明にある鮮蝦腸粉に近いものです。

続いて「鮮蝦腸粉」は日本語で「シンハーチョウフン」と読みますが、これは海老(蝦)を蒸したものをとても柔らかい生地に包んだものです。
私たち日本人には馴染みが薄いかもしれませんが香港へ行くと必ず現地の方がオーダーするものです。
参考画像がないのでよかったら「鮮蝦腸粉」を画像検索してみてください。

あとはアンコが入っている胡麻団子のようなものや、チマキなどが有名です。

文中にもある日本人が少し抵抗を感じる鶏肉です。
文中にもある日本人が少し抵抗を感じる鶏肉です。

香港で現地の方は必ず鳥の足をよく食べますがこれは人に寄りけりです。
私は結構好きですが食べた事のない方は是非挑戦してみてください。
見た目が「あれ」ですが普通に美味しいですよ。

③ 飲茶で飲むお茶

JING TEAの鳳凰単そう *JING提供
JING TEAの鳳凰単そう *JING提供

最後に飲茶で飲むお茶ということでお茶のご紹介をしたいと思います。
飲茶のお店でよく出されるお茶は普洱茶(プーアル)です。
点心を食べながら飲むので脂を流すと言われる普洱茶が好まれるのだと思います。
プーアル茶とは醗酵時間が長く独特の味わいがあります。
その独特な味が広東料理の重めの点心から軽いものまで幅広く合うために好まれるのだと思います。

人によってはプーアル茶にこだわる必要のないという方もいらっしゃいます。
例えば女性に人気のジャスミン茶も飲茶では人気です。

前述しておりますが前夜の会食で疲れた体を飲茶で癒した時にジャスミン茶がとても美味しかった記憶があります。
あまり重すぎない食べ物とジャスミン茶の相性がとてもよく、お昼前からの仕事を乗り切れました。

その他、烏龍茶も飲茶では人気です。
例えば、こちらのサイトでも取り扱いのある鳳凰単そう(JING Phoenix Honey Orchid)は広東省の烏龍茶で飲茶にも良いです。
福建省のお茶(安渓黄金桂)や中国緑茶ジェードスウォードも飲茶で美味しく召し上がれるのではないでしょうか。
すっきりした新鮮な味わいが少し重たく感じる点心の後味をリフレッシュしてくれると思います。
こちらの二つのお茶もお求めいただけますので是非試してみてください。

最後に、広東語には「嘆早」という言葉があり、これは「嘆」は楽しむという意味で、茶館でゆっくり時間を過ごす様を表現しています
飲茶に行く最適な時間は大体12:00からとされています。

香港の街並みと言えればこれ。
香港の街並みと言えればこれ。

ビジネスマンの昼休みに重なる13:00~14:00頃(香港のランチタイムは13:00〜)はかなり混雑し人気の点心が売り切れだったりすることもあるとか。
私たち日本人は12:00からお昼を食べる習慣がありますのでそう言う意味では私たち日本人には、 香港での飲茶は丁度良いのかもしれません。

正午だと香港でいうところのお昼前の時間になりますので、比較的空いている飲茶でのんびりお茶を飲みながら会話を楽しむのも良いですね。
本番の広東省や香港に行くことは中々出来ないかもしれませんが、日本で味わえるところも多くあるようです。

気軽にランチをしながらゆっくり中国茶を楽しんでみてはいかがでしょうか。
美味しい中国茶がより身近に感じられるのではないかと思います。

中国茶を見る

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- JING TEA -

ジンティーとは

JING TEA(ジンティー)は、2004年にイギリスで創設された英国高級紅茶ブランドです。

「私たちの使命はお茶の世界に革命を起こすことです」をコンセプトに、
市場にあふれる味気なく商品化されたお茶から、
五感を刺激し未知なる味と場所へと誘う純粋で透明なシングルガーデンティーを提供します。

世界中の高級ホテルの客室、レストラン、ラウンジのアフタヌーンティーで採用されている、世界中から愛される紅茶ブランドです。

ジンティーの茶葉やオリジナル茶器は、当ショップでしか取り扱いがございません。
ホテルで楽しめる味を、ご自宅でもご堪能いただけます。
ぜひ、大切な人とのティータイムやほっと一息つきたいときに、ジンティーを選んでみてはいかがでしょうか。

皆様のご利用、心よりお待ち申し上げます。

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