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Jade Sword(ジェードスウォード)

Jade Sword(ジェードスウォード)

目次

JING TEAの生産管理者はよくコミニケーションを大事にしています。JING TEA提供
JING TEAの生産管理者はよくコミニケーションを大事にしています。JING TEA提供

以前のコラムでも触れたかもしれませんが、JING TEAの代理店をお取り組みさせて頂く際に日本語に商品名を翻訳する必要がありました。
その時に難解だったのが中国緑茶であるJade Swordでした。

ほとんどはカタカナ表記へ変換していますが、JADE SWORDは中国茶なので何かしらの漢字表記があると思い調べてみたもののピッタリ該当するものがありませんでした。

① Jade Swrod-ジェードスウォードとは

温暖な気候に恵まれている茶園の風景。JING TEA提供
温暖な気候に恵まれている茶園の風景。JING TEA提供

例えばPhoenix Honey Orchidは広東省のPhoenix(鳳凰)であれば当然鳳凰単そうですし、原産国台湾のAli San Oolongは阿里山烏龍となります。
しかしJade Swordだけは該当品を探すのが難しくこれは何か理由があるのではないかと思いました。

JING TEAの説明ではこうあります。
Style: ‘Yu mao feng’ – known as ‘jade hairy peak’ green tea, which describes the bright,
picking style of the hairy buds and fine, young green leaves that are used to craft this style of tea.
(参考文献: JING TEA Deep Dive Into Jade Sword ™)

直訳するとこうなります。
「玉毛峰」-「翡翠毛峰」緑茶として知られ、
このスタイルのお茶に使われる産毛のような芽と繊細で鮮やかな若い緑の葉の摘み取りスタイルを表現している。

JADEは翡翠の意味を持ちます。もう少し拡大して考えてみると、翡翠(鮮やかで交じり気がない)SWORD(尖ったもの)柔らかい新鮮な緑色をしたきめ細かい茶葉として考えられたのではないでしょうか。
しかしそれだけでは中国湖南省のどう言ったお茶か特定出来ていないので、Yu mao feng(玉毛峰)から、Jade Swordの茶葉は黄山毛峰(コウザンモウホウ)と推定しました。
あくまでも推定なので商品名は変わらず Jade Sword(ジェードスウォード)をカタカナ表記にすることにしました。

② ジェードスウォードの産地

中国湖南省にある張家界国立森林公園
中国湖南省にある張家界国立森林公園

ジェードスウォードの産地は中国のやや南寄りの湖南省にあります。
湖南省は海抜が高く自然が豊かで森林、茶園、水田などが広がる山岳地帯です。
この地域の多くの茶園は、甘く濃厚で爽やかな緑茶を生産することで知られています。

伝統的な製法で鮮やかな緑色の茶葉を育て、甘みとコクの味わいをたもつようにしています。
更にジェードスウォードの産地では有機認証を取得し、バランスのとれたはっきりとして春らしい風味と芳醇な香りを持つ緑茶を生産しています。

この茶園は湖南省の標高の高いところにあり、涼しい霧と温暖な気候に囲まれているという利点があります。
霧は茶樹を守るのに役立ち、常に水分を供給し、茶葉に苦味をもたらす厳しい日差しから茶樹を守る役割があります。
自然が豊かなこの場所は土地の栄養分に富み、多くの水田もあることからお茶栽培に最適な場所だと言えます。
北部には長江の支流がたくさんあり、この地域全体に清らかな水が豊富に流れている事も自然が豊富な理由としてあげられます。

中国中南部にある湖南省と言われても今ひとつピンと来ない方も多いと思いますので、有名な観光スポットを紹介させて頂きます。

自身行ったことはありませんが天門山という場所があるのをご存知でしょうか。
張家界国立森林公園は中国だけではなく世界的にでは有名な観光スポットです。
美しい石柱や奇岩が広がるこの公園は世界的に有名で、「アバター」映画の舞台としても知られています。

また、三国志ファンであれば誰もが知っている赤壁の戦いも中国湖南省だそうです。
赤壁の戦いは三国志時代に曹操と周瑜の間で行われました。
この戦いは後に三国志の一部として有名になり、小説や漫画、ゲームなどにも取り上げられています。
三国志をあまり知らない方でも有名な武将が戦った場所として知っているのではないでしょうか。

③ JING TEA茶園やその味わいなど

自然に富んだジェードスウォードの茶園。 JING TEA提供
自然に富んだジェードスウォードの茶園。 JING TEA提供

JADE SWORD生産者は周偉氏です。
元々この茶園は1980年代に茶の生産が落ち込んでしまった際に放棄されてしまいました。
しかし地元の政治家の支援の元、経済的価値をもたらし茶園は復活をとげました。
茶園を再興した後、周はこの茶園で化学薬品や農薬を一切使わない正式な有機農園として認証させ、この地域の長年にわたる文化を作り出すことに乗り出しました。
こうした事を続けることで茶園内の生物多様性がより明らかになり、風味が輝く自然で高品質な茶葉を生み出し続けています。

年間生産量は3月初旬から4月にかけての茶摘み時期に集中しています。
寒い冬の間は、茶樹は一種の冬眠状態に入り、3月上旬に気温が上がると再び活気を取り戻します。
気温が上がると新鮮な芽を出し小さな若葉へと変化します。
この最初の芽には冬の休眠中に蓄えられた栄養分と風味がぎっしり詰まっており、春の新鮮な緑茶の美味しさが凝縮されています。
緑茶の摘み取りは、繊細な葉や芽を傷めないように、乾燥させるときに最も緑色の状態を保てるように全て手作業で行っているそうです。

このお茶に使われている茶樹は他の品種の茶樹よりも芽が出るのが遅いことで知られています。
そのため、お茶に欠かせない甘い香りと風味、濃厚でクリーミーな舌触りが楽しめます。
JING TEA の生産責任者はこの茶園のお茶が彼らの求めているすべての条件を満たしていると気付いたと言っています。

有機中国茶は、親しみやすく、甘く、シンプルなので、爽やかでとても飲みやすいお茶です。
お茶に厚みがあり口当たりがよく甘くサッパリとした後味が口の中に残ります。
個人的なお話で恐縮ですが、私は毎日ジェードスウォードを朝のお茶として必ず飲んでいます。
日本の緑茶とは違った甘味の味わいがあり毎朝美味しく頂いています。
抽出のコツは、最初の一杯を100°のお湯でいれず70-80°ぐらいのお湯で淹れると、2杯目以降でも美味しく飲めると思います。仕事がある日の朝は忙しいので1杯だけ飲み、あとは水をマグカップに入れてそのまま出かけます。
もちろん冷えてますが帰宅してからも十分に甘みとコクのあるジェードスウォードが飲めます。

今回はジェードスウォードのご紹介をさせて頂きました。
JING TEAのお茶の中でもとりわけ分かりづらいのがこのジェードスウォードですが、こだわり抜いたJING TEA指折りの中国緑茶について少しでもお伝えできればと思いコラムで掲載させて頂きました。
皆様のご理解にお力添え出来るものと願っております。

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ジンティーとは

JINGTEA(ジンティー)は、2004年イギリスで創設された新進気鋭の英国高級紅茶ブランドです。
ジンティーオフィシャルオンラインストアでは、極上の茶葉やJINGオリジナル茶器など販売しております。
大切な人とのティータイムやほっと一息つきたいときにJINGTEAをお楽しみください。

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