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茶器と急須の違い?紅茶販売店の観点で解説します

JING TEAアールグレーを深堀り

目次

日本では馴染みのある日常のお茶の風景
日本では馴染みのある日常のお茶の風景

茶器と急須の違いについて今回は触れていきたいと思います。
日本茶を淹れるポットは日本人にお馴染みの急須ですが、紅茶やその他ハーブティーは茶器(又はティーポット)、中国茶は茶壺(ちゃこ)という物が一般的のようです。
茶器と急須の違いには、厳密な定義は存在していません。

一般的には茶器とはガラスや陶器、銅、鉄などがあります。
デザインや形状にバラエティがあり、モダンで洗練されたものから伝統的で装飾的なものまでさまざまです。急須には陶器(焼き物)が使われます。
まずはお馴染みの急須について触れ、紅茶で使われるポットや中国茶のポットなどご紹介していきたいと思います。

① 日本人好みの緑茶を淹れるポット急須

日本の伝統的茶道のイメージ。急須がない。
日本の伝統的茶道のイメージ。急須がない。

まず初めに馴染みのある急須からですが、伝統的な茶道をイメージすると竹製のお玉のような物を想像しませんか?
鉄瓶にお湯が入っていてお湯をすくい、抹茶が入った茶碗にお湯を入れるイメージです。
つまり、伝統的な茶道のスタイルに急須がないことに気付きます。

急須は比較的新しい文化だそうです。
江戸時代の中期になってから中国茶の文化が日本にも入ってきて、中国茶の製法をベースに蒸して作る煎茶文化が庶民に根付いていったようです。
戦国時代、江戸時代初期の武家社会の中で政治のツールの一部として使われていたお茶の文化が、江戸時代中期で用途が変わっていくタイミングだったのだと思います。

日本の茶文化は香港でも大人気です。
中でも数十万もする急須が中国で人気で生産が追いつかないぐらい飛ぶように売れるとか。
中国の富裕層の力を感じます。

万古焼と常滑焼の違いを簡単に説明して日本ティーポット編は終わりにします。
万古焼は三重県伊賀市室町時代からの歴史があり、常滑焼には急須以外にもその他幅広く食器があります。
常滑焼といえばご存知愛知県常滑市にあります。
自身も一度行ったことがありますが、常滑の街は本当に道端に茶器が溢れていてとても刺激を受けたのを覚えています。

万古焼はどの家庭にもある土鍋。
花模様の土鍋がご家庭にありませんか?
それがいわゆる万古焼です。意外と身近にあるものですね。

② 紅茶を淹れる一般的なティーポット

紅茶を淹れる。フレンチプレス変形のJINGオリジナルポット *JING提供
紅茶を淹れる。フレンチプレス変形のJINGオリジナルポット *JING提供

紅茶を淹れるティーポットは千差万別で陶器で作られたものや、純銀で作られたものもあります。
純銀で淹れるものが品質に影響するかどうかは置いておいて、純銀ですから英国貴族文化を象徴するひとつのステータスとして時の権力者たちは愛用したことだと思います。

純銀ですから熱伝導がとても良いので、手で持つ際にやけどをしないように木材やぞうげなどを使用して工夫していたようです。
ふたの部分に他の材質を使ってしまうと格好が付かない為、つまみの部分でやけどをしないように注意書きが書かれていたとか。
あまりお見受けする事はできませんが英国の美術館へ行くと多く見れるそうです。
いずれ訪れてみたいものです。

グラスのティーポットでインフューズを楽しむ*JING提供
グラスのティーポットでインフューズを楽しむ*JING提供

現代では紅茶を淹れるティーポットは陶磁器とガラス製のものが主流のようです。
ティーポットの中にインフューザーと言うものがついているタイプと、ガラス素材で中にステンレス製のフィルターが付いているものがあります。
JING TEAではガラス素材のティーポットを採用しています。
これは茶葉をポットに入れ、お湯を注いだ時にガラス瓶の中でクルクルと円を描くいわゆるジャンピングと言うものを楽しむものだったり、茶葉そのものを見て紅茶、ハーブティーを味わうというコンセプトを重視している為です。

アッサム、ダージリンなどの紅茶を淹れる際に透明のガラス瓶にうつる茶葉の変化や、ローズティーやカモミールティーなど少し花が大きいサイズの花がポットに浮かぶイメージはとても良いですし、テーブルが華やかになり楽しい気持ちになります。

コーヒーの抽出器具としておなじみのフレンチプレススタイルの茶器もあります。
JING TEAでも同様のものがありますが、少しスタイルが変わっていてプレスするタイプではなく、ただ単純に茶こしとしてプレスする部分を使用すると言ったものです。

恐らくこれはプレスして抽出するスタイルがJINGでは意向に合わないため下にプレスを動かさないようなスタイルにしているのだと思います。
メーカーによって様々な取り組みや工夫が施されていて大変興味深いですね。

③ 中国茶の茶器などについて

中国茶蓋碗。さまざまな器があるのが中国茶の特徴
中国茶蓋碗。さまざまな器があるのが中国茶の特徴

JING TEAでは中国茶の取り扱いが多いので、最後に中国の茶器について触れていきたいと思います。
工夫(Gonfu)とは中国の伝統的なお茶の淹れ方です。
日本人がまず最初に思い浮かべるのは、小さいおちょこのような器に急須でお茶を淹れると言ったものだと思います。 「工夫」とは「手間ひまかけるもの」を意味しているようで、お茶をいれる最大の敬意とおもてなしを客人に提供すると言ったところでしょうか。

以前のコラムでも触れたように中国茶は非常に奥が深く、さぞ工夫でもさまざまなスタイルが有り、まとめるのが困難かと思っていました。
しかし、主なスタイルは2つで1つは広東省発祥のものと、もう1つは福建省の武夷山を発祥とするもので大きく分かれているそうです。
今回は急須についてがテーマなので様式については省略します。
工夫ではポットは茶壺と呼ばれているものを使用します。
この茶壺がもしかすると江戸時代に日本に知られるようになり、今の急須の原点となったのかもしれませんね。
茶壺は磁気から素焼きの器まであり幅広く存在しています。

多くのスタイルは茶葉を入れる前にお湯で洗って温めてからお茶を淹れることが多いです。
JING TEAにはグラス製のおちょこのような(JINGティスティングカップ70mlと80ml)の取り扱いがあります。
一つはガラスが二重構造になっており手にとってみても熱さを全く感じません。
このスタイルは間違いなく中国茶器の杯茶からアイデアを受けていると思われます。
JINGでの中国茶の取扱いが豊富なために作られたと思われますが、これは紅茶を飲む際でも使います。

例えば、人気のアールグレイをこの杯茶スタイルの茶器で飲むとアールグレイのベルガモット香料がさらに芳しく感じます。
こういった中国の奥深さも紅茶へ採用するJING TEAの考え方があるのかもしれません。

最後に中国茶機の蓋碗の解説で終わりにしたいと思います。
中国茶器に蓋碗というものがあります。
これはまさしく中国茶器という絵柄ですが、お茶を淹れる時にお椀に茶葉を入れてお湯を注いで蒸らします。
蒸らし時間はお椀のサイズなどによって違うようですが、茶葉を数分間蒸らして蓋を少しずらして別のカップに煎じたお茶を注ぐというスタイルです。
急須スタイルとはかけ離れるものですが奥深く興味深いです。

今回は茶器を解説させて頂きましたが、写真付きの資料を眺めていると茶器はどれをとっても良いものです。
自分用に一つお気に入りのポットを購入したくなりますが、お茶の用途を先ず決めないとですね。

ちなみに私は職場ではJING TEAのガラスティーポットを使わせて頂いており今のところそれで満足しています。

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ジンティーとは

JINGTEA(ジンティー)は、2004年イギリスで創設された新進気鋭の英国高級紅茶ブランドです。
ジンティーオフィシャルオンラインストアでは、極上の茶葉やJINGオリジナル茶器など販売しております。
大切な人とのティータイムやほっと一息つきたいときにJINGTEAをお楽しみください。

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