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歴史の偶然がもたらした紅茶?! 雲南ゴールド

歴史の偶然がもたらした紅茶?!  雲南ゴールド

JING TEAの紅茶にYunnan Goldという紅茶があります。
中国語の知識がとぼしい私には最初"Yunnan"とはなんのことか分かりませんでしたが、中国雲南省(うんなんしょう)の英語だと調べてみて分かりました。

中国茶について調べてみると、中国雲南省といえば普洱茶(プーアル茶)のメッカで"普洱市"があったり、高級な白茶を生産していることで有名です。
JING TEAの高品質なお茶の中でもさらに値段的にもひときわ際立つこのJING Organic Yunnan Goldとはどういった紅茶なのでしょうか。
また、なぜ普洱茶の生産地で有名なのに紅茶の生産も始めたのか。

それには意外にも驚くべく歴史的な背景もあり、歴史の偶然がもたらした紅茶と題名させて頂きました。

目次

雲南ゴールドを淹れる*JING提供
雲南ゴールドを淹れる*JING提供

① 滇紅(てんこう)雲南紅茶とは

まずJING Yunnan Gold(以下、雲南ゴールド)とはどういった紅茶なのでしょうか。
雲南ゴールドとは滇紅(てんこう)という雲南省の紅茶です。
「滇」は雲南省を指し、「紅」は紅茶の深い色合いをあらわしているそうです。

さらにその紅茶に金毫(ゴールデンチップ)が入ります。
多く入るものは値段が高くJING TEAのオーガニック雲南ゴールドは多くゴールデンチップを含みます。
また水色(すいしょく)も鮮やかな黄金色でその色合いからもゴールドの名前がつけられています

どういったような味わいがするのでしょうか。
"チョコレート"のような味わいと書いてあり、試しに飲んでみたところ本当にチョコレートのような、またカカオのようなテイストで濃厚な味わいです。
紅茶の温度が少し冷めるとより濃厚さを感じさせてくれて高級感がストレートに伝わる紅茶です。

JING TEAには高級茶葉を使用したさまざまな紅茶があります。
アールグレイ、アッサムブレックファースト、セイロンブレックファースト。
ですが、これらの王道の紅茶にまったく引けを取らない強さを持つ紅茶だと感じました。
それではどのような生い立ちがあるのか深堀していきたいと思います。

② 雲南省の土地柄など

雲南省は多民族なため様々な民族が混在。

雲南ゴールド紅茶(滇紅/Dian Hong)は、中国の雲南省で生産される高品質な紅茶であることは説明しました。
普洱茶(プーアル)や白茶で有名なこの地が紅茶生産地として発展するまでに、20世紀前半の中国国内外の情勢が深く関係しています

この紅茶の歴史を振り返ると、その歴史は1930年代と比較的浅いことがわかりました。
なぜか。中国はすでに17世紀ごろから福建省や安徽省などの地域で紅茶を生産していたからです。
「祁門紅茶(キーマン紅茶)」や「正山小種(ラプサンスーチョン)」などがその代表例です。

お茶文化の長い歴史をもつ中国ですからすでに他の地域で紅茶が作られていたことは容易に想像がつきます。
これらの地域で生産された紅茶は、欧州市場へ輸出され、中国の重要な輸出品として位置づけられていたようです。

そんな最中、日本との戦争(第二次中日戦争)がおこり、沿岸部の福建省や安徽省などの紅茶生産地は戦火の影響を受けることになってしまいました。
紅茶の生産と輸出を維持するため、中国政府は紅茶生産の拠点をより内陸で安全な雲南省に移すことを余儀なくされました

そこで雲南省という古くからプーアル茶の産地として知られていたこの地域に白羽の矢がたったのです。
雲南省にある普洱市は肥沃な土壌、高い標高、適度な湿度といった条件に恵まれており、紅茶栽培に理想的な環境だったのです。
戦火のない場所、お茶を安定的に作れる場所。
それらの偶発的な組み合わせが雲南ゴールドを産む結果となったのです

③ 雲南紅茶とは

ラオス、ミャンマーの文化を多く受ける。
ラオス、ミャンマーの文化を多く受ける。

歴史の続きのお話になりますが、雲南省で作られた紅茶は輸出先のイギリスやロシアといった国々で、またたくまに高評価を得て高価なお茶として知られるようになったようです
雲南紅茶が持つその濃厚な味わいとゴーデンチップが人気の要因だったそうです。
どういった生産背景なのでしょうか。滇紅そのものの資料が少ないのですが、JING TEAのホームページにも少し説明があり、そちらも参考にさせていただいております。

雲南ゴールドは、大黒山にある美しい茶園で、茶職人の楊堅によって作られました。
茶園がある雲南省の夏は特別暑いわけではありませんが、日差しが強く、この強い日差しが葉に豊かな味わいをもたらしモルト感がある濃厚な紅茶を作るのに効果的だそうです。

茶摘み職人が茶樹からみずみずしいで銀緑色の芽だけを手作業で選びます
その後、竹マットの上に広げ、数時間かけてゆっくりと酸化させます。
新芽は銀緑色から輝く金色へと変わり、風味が凝縮されていきます。

時間をかけて自然乾燥で発酵させる*JING提供
時間をかけて自然乾燥で発酵させる*JING提供

この過程で、チョコレートのようなコク、バラのような香り、そしてモルトな味わいが加わり、前述したようなコクのある濃厚な紅茶が完成します。

製茶過程では、茶葉を100%酸化させることでモルト感のある甘さと深みのあるコク、さらにバラやカカオを思わせる香りを引き出しています。
金色の繊維が織り込まれた美しい茶葉は、見た目にも優雅さを感じさせてくれます。
まさに高級紅茶ですね

また、雲南ゴールドはオーガニック製法で生産されており、その品質の高さは世界中でも高く評価されています。

JING TEAの紅茶の中でも一線を画す雲南ゴールドを紹介させて頂きました。
少し自分にご褒美を...という時にぴったりのJING TEAの紅茶&ハーブティーですが、そのラインナップに、味に保障付きの雲南ゴールドも併せていただければ嬉しく思います。

雲南ゴールドを見る

LOOSE TEA- ジンティーで取り扱いのある茶葉 -

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- JING TEA -

ジンティーとは

JING TEA(ジンティー)は、2004年にイギリスで創設された英国高級紅茶ブランドです。

「私たちの使命はお茶の世界に革命を起こすことです」をコンセプトに、
市場にあふれる味気なく商品化されたお茶から、
五感を刺激し未知なる味と場所へと誘う純粋で透明なシングルガーデンティーを提供します。

世界中の高級ホテルの客室、レストラン、ラウンジのアフタヌーンティーで採用されている、世界中から愛される紅茶ブランドです。

ジンティーの茶葉やオリジナル茶器は、当ショップでしか取り扱いがございません。
ホテルで楽しめる味を、ご自宅でもご堪能いただけます。
ぜひ、大切な人とのティータイムやほっと一息つきたいときに、ジンティーを選んでみてはいかがでしょうか。

皆様のご利用、心よりお待ち申し上げます。

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