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アフタヌーンティーの色々:ティースタンド

ティースタンドの起源、歴史、様式など

目次

① ティースタンドの起源、歴史、様式など

ティースタンドの起源、歴史、様式など
ティースタンドの起源

今回はアフタヌーンティーの代名詞であるティースタンドについてです。
自身も恥ずかしくも名称が分からず、「アフタヌーンティーのケーキやスイーツが乗っている什器」と、Googleで調べる始末。

結論ティースタンドという言葉を知り得ました。なぜティースタンドと呼ぶようになったのか?
「ティースタンド」の語源については明確な起源はないそうですが、「スタンド(stand)」は一般的に「立てる」「支える」といった意味で使われ、テーブルや棚など物を乗せる台や台座を指すことがあります
一方で、「tea(ティー)」は紅茶を意味します。 そのため、「ティースタンド」とは、紅茶を置くための台や立てもの、または紅茶を提供するための台という意味合いで使用されるようになったと考えられています。

日本語でもお茶を立てると言いますね。
語源には関係ないそうですが、言語というものはどこか共通点があり想像するとワクワクしてしまうのは自分だけでしょうか。

② ヴィクトリア時代とエドワード時代

ヴィクトリア時代とエドワード時代
ヴィクトリア時代・エドワード時代の紅茶文化

現代に至るまでどういった経緯があったのか興味が湧き調べてみました。
調べていくとヴィクトリア時代(1837年〜1901年)とエドワード時代(1901年〜1910年)が大きく紅茶の歴史に関与している事が分かりました。政治的な側面は置いておいて、ティースタンドの様式の変化をご紹介したいと思います。

まず、ティースタンドの起源は17世紀のイギリスにさかのぼります。
当時、紅茶は高級な飲み物とされていたため、上流階級の間で人気を集めていました。
ティースタンドは、美しく装飾された木製や金属製の台に、複数の段になったプレートやトレイが設置された形状をしていたそうです。
18世紀に入ると、紅茶が広く一般の人々にも普及するようになり、この時期からは、ティースタンドが一般家庭にも普及しシンプルなデザインのものも登場し始めたようです。

ヴィクトリア時代とエドワード時代
アフタヌーンティー

そして、ヴィクトリア時代(1837年〜1901年)に入ります。
アフタヌーンティーが社交的な儀式として確立され、上流階級の間で非常に人気があり、さらにはヴィクトリア女王自身がアフタヌーンティーを楽しむ姿を見せ広く模倣されました。
この時期のアフタヌーンティーは、手作りのサンドイッチ、スコーン、ケーキなどの軽食とともに紅茶が提供されるスタイルで、ティースタンドは、これらの軽食を盛り付けるための一般的なアクセサリーとして使用されたようです。

エドワード時代(1901年〜1910年)に入ると、アフタヌーンティーはさらにポピュラーになったようです。
この時期には、ティースタンドのデザインや様式にも多様性が見られるようになりました。
ティースタンドの大きな歴史的の転換点とも言えるかもしれません。

ティースタンドはより豪華で装飾的なものが登場し、銀製や磁器製のティースタンドが広く使われるようになりました。
また、ティースタンドの上に軽食を取り付けるための段が増えるなど、より実用的なデザインになったようで、今の様式がこの時代に確立されつつあると言えるかもしれません。

ヴィクトリア時代からエドワード時代にかけて、アフタヌーンティーとティースタンドの人気は衰えることなく、むしろ広がりを見せ、これらの伝統は現代に至るまで続いています。

現代のアフタヌーンティーでも、ヴィクトリア時代やエドワード時代のスタイルを模倣したティースタンドが使われることがあり、歴史的な伝統が大切にされています。

何となく想像出来る方もいらっしゃるのではないかと思いますが、現代では、ティースタンドは様々なデザインや材質で製造されています。
伝統的なデザインの他にも、モダンなデザインやテーマに合わせたオリジナルのティースタンドもあります。
また、紅茶以外のお茶やコーヒーを楽しむ場でも使われることがあります。値段もピンキリですよね。

③ プレミアム価値の付いているティースタンド

プレミアム価値の付いているティースタンド
紅茶とアート

18世紀に盛んになったアフタヌーンティーで当然プレミアム価値が付いているティースタンド、もしくは美術品クラスになっているティースタンドが存在します。
有名な高級ブランドがデザインしたティースタンドは、高品質の素材や独特のデザインによりプレミアムな価格が付けられることがあります。

有名なブランドとはティーポットでも有名な「ウェッジウッド」「ロイヤルアルバート」が挙げられます。
磁気や高級ガラスを使用しプレミアム価値を確立しているようです。
これらのティースタンドは、贅沢なティータイムを楽しむための特別なアイテムとされていますが、到底庶民には届かないのでは…と、個人的にどうしても考えてしまいます。

日本の茶道で本阿弥光悦などの作品は国宝指定されていますが、安土桃山時代に花が咲いた茶道文化も多くの美術品として保管されている物があります。
それらと同等ではないですが、同様に海外の美術品として展示されているティースタンドもあるのではないかと思い調べてみました。

ロンドンにあるヴィクトリア&アルバート博物館は、世界最大かつ最も包括的な美術工芸品のコレクションを持っています。
ティースタンドを含むティーアクセサリーやティーセットが展示されています。
紅茶のメッカであるロンドンにあると言いますから期待できます。
博物館ですのでその時の企画されている展示内容では滅多にお目にかかれない紅茶アートに触れられるかもしれません。

そしてやっぱり美の殿堂メトロポリタン美術館ルーブル美術館では、美術品や工芸品のコレクションが豊富な美術館で、アンティークティースタンドなど、ティーアクセサリーが一部の展示として見ることができます。

今回はコラムのティースタンドに話を戻すと、これらの美術館では、ティースタンドが美術品として収集・展示されることで、ティーカルチャーやティーアクセサリーの美学が広く認識されおり、美術品としてのティースタンドは、芸術的な価値や工芸品の技術を称賛する機会として、美術館の訪問者にとって魅力的な展示となっています。

自身メトロポリタンは数回足を運んだ事がありますが、そう言った観点があると、その時に見ておけば良かったと地団駄を踏む思いですが、これも見聞の広さによるもの。
次回行く機会があれば見てみたいものです。

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