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JING TEAアールグレーを深堀り

JING TEAアールグレーを深堀り

目次

スリランカ南部ルフナ地方の茶園 *JING TEA提供
スリランカ南部ルフナ地方の茶園 *JING TEA提供

JING TEAのアールグレイは、スリランカのルフナにある2つの茶園の紅茶をブレンドしたもので、ベルガモット・シトラスの天然香料を使用しています。
以前の記事でアールグレイの歴史やベルガモットの秘密について触れたことがありますが、今回はJING TEAのアールグレイで使用している茶葉のルフナ地方についてもう少し深掘りしてみたいと思います。

① アールグレイにルフナを選んだ理由

茶器とアールグレイ250g缶*JING TEA提供
茶器とアールグレイ250g缶*JING TEA提供

JING TEAの説明にはこうあります。

"コクと厚みのある質感で、天然ベルガモットの高貴な香りを引き立てるしっかりとした風味を持つ紅茶ならルフナが最適であった"と。

数ある茶園を探し様々なブレンドを試みているJING TEAがアールグレイ栽培にルフナをセレクトしたのは 、土地柄の気候を活かせるから。
季節による風味の変化が少なく味が安定していることを評価しています。

アールグレイの茶葉には主に中国茶が使用されるケースが多いようです。
通常、中国茶やダージリン紅茶が使われることが一般的です。
生産量のランキングについては、具体的な数字は時折変動する可能性がありますが、一般的には中国茶、ダージリン茶、そしてスリランカの順だそうです。

それでは何故JING TEAが中国茶やダージリン茶をチョイスしなかったのか?

なぜなら土地柄から来る特有な香りがベルガモットをブレンドした際に、いずれかが失われてしまうからだそうです。
ベルガモットが勝つか、もしくは紅茶が勝つかのいずれかになってしまうのは避けたいと考えたためです。
JING TEAが選択した道は双方の両立です。
競合せず互いに引き立て合うことができるのはスリランカルフナの紅茶を選択することだったのです。

JING TEAにはシングルガーデンのお茶・紅茶の採用を最優先するという考え方があります。
しかしアールグレイで採用している紅茶の茶葉は2つの茶園をブレンドしています。
これはJING TEAの基本的な概念に背くのでは?とも考えましたが、選び抜かれたベルガモット香料を引き立たせるためには苦渋の選択だったのかもしれません。

説明にはこうあります。
その土地土地での特徴を最大限に引き出すお茶を求めるのは、シングルガーデンの茶葉を求め、JING TEAが愛してやまない品質ではあるが、ベルガモットをより引き立たせるのに適した紅茶・中国紅茶を見つけることはまず不可能であると。
ベルガモットと紅茶を両立させ香りをさらに引き立たせる厚みのある質感の紅茶はスリランカ南部のルフナが最も適していると。

② スリランカルフナ地方とは

ホテル客室でのティーバッグディスプレイ*JING TEA提供
ホテル客室でのティーバッグディスプレイ*JING TEA提供

それではスリランカ南部のルフナ地方とはどう言ったところなのでしょうか。
ルフナ地方は、古代からセイロンとして知られ、古代世界との交易が盛んな拠点として知られています。
多くの歴史的遺産や寺院が点在しており仏教文化や仏教寺院が栄えた地域として有名で、古代の遺跡が観光スポットとしてスリランカの観光業に大きく貢献しています。

さらに自然が豊かなルフナは、美しいビーチや自然の景観が広がる地域です。
スリランカの中でも自然が豊富な地域として国立公園や保護区も存在します。
お茶だけでなくココナッツなどの農産物も主要な産業だそうです。

JING TEAがセレクトした茶園は標高が約150mと低く、日当たりの良い熱帯の環境にあります。

気温の低い季節に茶樹が休眠することなく、一年中安定的に紅茶を生産することができるのは以前にも述べた通りです。
アールグレイに使用されているルフナ産の紅茶は低農薬の紅茶になり、完全な無農薬ではありませんが低農薬の紅茶を生産しているメーカーと契約し個性豊かな茶葉を生産しています。

紅茶として淹れると、ベルガモットの香りの下に滑らかで深みのある風味が加わり、単なるレモン風味の紅茶を超えた味わいになります。

③ アールグレイのあれこれ

リフレッシュ・アフタヌーンティーと言われるアールグレイ*JING TEA提供
リフレッシュ・アフタヌーンティーと言われるアールグレイ*JING TEA提供

以前のJING TEAのアールグレイには色合いを見せる為に、コーンフラワー(矢車菊)が入っていました。
無知 だった、かつての私はこの色鮮やかな青い花がアールグレイの香料を出しているものだと勘違いしていました。
昔のアールグレイは色鮮やかでそれはそれで素敵でしたが、現在ではコーンフラワーは食品規制のハードルが高く、JING TEAも使用をやめてしまいました。
今のスタイルではコーンフラワーなしのアールグレイのみになります。

JINGTEAはアールグレイについては、シングルガーデンではない紅茶を使用したとしても、互いの個性を惹き立たすことがキーポイントで、高貴な香りベルガモットとそれを受け止めるしっかりしたボディを持つ紅茶が必要なのだと理解しました。
JING TEAはこのアールグレイを究極のリフレッシュ・アフタヌーンティーとしています。
濃厚で甘いお菓子との相性は抜群で、フルーティーな風味や濃厚な甘い食べ物を引き立てます。
紅茶をベースにした深みとコクも十分にあるので、寒い冬にもますます欠かせない紅茶と言えるのではないでしょうか。

最後にティーバッグについて触れて終わりしたいと思います。
JING TEAの基本精神にシングルガーデン(単一農園)のほかにプラスチックを極力取り除くというミッションがあります。JING TEAでは全てのティーバッグに生分解性のピラミッド型ティーバッグを採用しています。

(生分解性プラスチックは、通常のプラスチックとは異なり、微生物の作用によって自然界で分解される性質を持つプラスチックの総称)環境に負荷を掛けないティーバッグを採用していますがプラスチックである事に変わりはありません。

基本的にはルースティーティーバッグの観念を外さないのがJING TEAですので、ティーバッグであっても茶葉で淹れても、味の変化についてさほど影響は無さそうです。ティーバッグは簡単に捨てられますしお湯に3分でホテルラウンジの味を出せます。
ですが生分解性であったとしてもプラですので、利便性を一旦横に置いてポットに浮かぶ茶葉を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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- JING TEA -

ジンティーとは

JINGTEA(ジンティー)は、2004年イギリスで創設された新進気鋭の英国高級紅茶ブランドです。
ジンティーオフィシャルオンラインストアでは、極上の茶葉やJINGオリジナル茶器など販売しております。
大切な人とのティータイムやほっと一息つきたいときにJINGTEAをお楽しみください。

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