JING TEAのラインナップの中で最も彼らの情熱が注がれたと言ってもよいのがアッサムブレックファーストではないでしょうか。
数百種の茶葉をテイスティングし自分たちがベストだと思う1種のみを選んだというのですから途方もない作業です。
また、JING TEAではシングルガーデンを重視しており、アッサムブレックファーストはシングルガーデンを象徴する茶葉の1つです。
したがって他の茶園の茶葉をブレンドすることなく均一の味を維持すべく1つのティーガーデンのものだけですが相当なものです。
今回は以前に取り上げたようなアッサム地方のご紹介ではなく アッサム種の特殊な歴史を踏まえてアッサムティーを深掘りしてみたいと思います。
目次
① 茶の歴史を変えた「アッサム種」
普段私たちがたしなんでいる紅茶の原産国は様々ですが、「アッサム」と聞くと、「あぁ、なんとなくインドのお茶の産地」と思い描ける人は紅茶に詳しい方だと個人的に思っています。
そのアッサム地方の紅茶ですが、その誕生は世界の紅茶の歴史を大きく変える出来事でした。
「1823年、イギリス人の冒険家ロバート・ブルースが、インド北東部のジャングルで自生している茶の樹を発見」多くの紅茶の書籍にはこう書かれています。
それまでお茶といえば中国産の「中国種」しか知られておらず、当時のイギリスは中国からの輸入に完全に依存していました。
中国からの輸入依存で争いごとが起きたこともまたしかりです。
この大きく力強い葉を持つ「アッサム種」の発見により、インドでの大規模な紅茶栽培がスタートします。
まさにアッサムの茶葉は、世界の紅茶文化の独立と発展を支えた立役者といっても過言ではありません。
後に、アッサム株式会社という企業までできたぐらいですから、当時のイギリスは中国種だけの輸入依存を避けたかったのだと理解できます。
② アッサム種の味わい
アッサムの茶葉(アッサム種)は、中国種に比べて葉が大きく肉厚で、高温多湿な気候のなか力強く育つのが特徴です。
この茶葉から抽出される紅茶は、美しい深紅の水色(すいしょく)を持ちます。
最大の特徴は、「モルティーフレーバー」と呼ばれる、麦芽やサツマイモのような甘く芳醇な香りです。
そして、しっかりとしたコクと心地よい渋みがあるため、ミルクの脂肪分に全く負けません。
JING TEAの中でも特に人気なアッサムブレックファースト(イングリッシュブレックファースト)は「朝のお目覚めに...」そういった文言を当サイトでも多く使わせてもらっていますが、コク、嫌にならない渋みがあるフルボディーな紅茶なので、ミルクティーに最も適した茶葉としてお勧めしています。
この肉厚なアッサムの茶葉が持つ、力強い成分と豊かな風味のバランスの賜物なのです。
③ JING TEAのアッサムを地図でみてみる
実際にジンティーが訪れた場所を地図でみてみたいと思います。
アッサム地方の地図で右上のはじの方に「ティンスキア」というエリアがあります。
JING TEAのアッサムブレックファーストのオリジンはこの辺りとされています。
どういった場所なのでしょうか。
イラストの地図上では細い線として川が描かれておりますが、アッサム地方の肥沃な土壌を作るのに大きく貢献しているブラマプトラ川という川。
あまり馴染みのない川なので、凄さを共有すべく、日本で一番長い川は信濃川(千曲川)全長約360kmに対し、この川はなんと約2,900kmというスケールの大きさを記させていただきました。
前述したティンスキアの標高はそこまで高くなく盆地といったような場所に位置しています。
しかし標高数千メートルといった山間に位置しており、自然が豊かなところだと想像がつきます。
地図では緑色のハイライトがついていますが、配色どおり現在でも多くの茶園を経営されている方が多く、まさに世界中の紅茶の生産地と言っても過言ではないと思います。
JING TEAでは品質へのこだわりを崩さずシングルガーデンを主張しております。これは味の均一を求めるべく導き出された結果ですが、紅茶の製法は様々です。
オーソドックス製法といって伝統的な製法。CTC製法という近代的な製法。
そしてオーソドックス製法での有名なオレンジペコ(OP)や多くのティーバッグに使用されているダスト(D)というもの。
世には多くの紅茶がありますが、どれがよくてどれが一番はありません。
ですが、このアッサム地方という私たち日本人からすると少し遠く、馴染みのないこの自然豊かな土地で多くの紅茶が生産されていると、知っていただければ幸いです。